石像2−9

石像2−9

2004年7月御嶽神社にて、このホームページ管理人撮影。

66×37×24(台座 20×45×32)

(高さ×幅×厚さ、単位cm)

(右側)「明治十四巳六月」

(台座)「大山村連中」

この石像は、不動明王像である。御嶽山の神仏の中で特に重視されるのは、不動明王である。不動明王は、御嶽行者を守護する仏様で、普寛は、不動明王の化身とされる。木曽御嶽信仰において行われる御座儀礼は、普寛が不動明王より直に伝授されたものとされる。(「木曽御嶽信仰」参照)

この不動明王像の台座に「大山村連中」とあるが、大山廃寺跡の中に、大山不動という不動堂があり、御嶽神社と同じく、石碑や石像が並べられている。篠岡111号窯と同様に、大山廃寺跡と御嶽神社の関連性を考察すると興味深い。

参考文献

「小牧の文化財 第17集 小牧の御嶽信仰の石造物」小牧市教育委員会 平成11年(1999年)3月発行

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