野口・大山古墳群の特徴

大山廃寺と大山古墳群の地図

「小牧市遺跡分布地図」(小牧市教育委員会 1991年3月発行)の上にこのホームページ管理人がペイントで書き込んだものである。

 野口・大山古墳群の特徴は、古墳の形状が大きく3つに分類されることにある。分類は、以下のとおりである。

1.墳丘が破壊されて、石室も壊れている古墳

大山1号墳・大山2号墳・大山3号墳・神尾前古墳がこれにあたる。

大山1号墳

大山1号墳。2017年10月27日このホームページ管理人撮影。

正面から見た大山3号墳

正面から見た大山3号墳である。2017年10月1日このホームページ管理人撮影。

神尾前古墳

発掘調査後の神尾前古墳。2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

2.墳丘の一部が破壊されているが、石室は破壊されていない古墳

北新池古墳・野口古墳がこれにあたる。

野口古墳

野口古墳。2018年10月9日このホームページ管理人撮影。

北新池古墳全景

北新池古墳全景。北新池古墳は、古墳の墳丘の一部に穴が開いていて、そこから石室内部を見ることができる状態だった。石室内部は、遺物は残っていなかったものの、石室は破壊されていない。2018年現在、北新池古墳の一部にあけられた穴は土のう袋でふさがれていて、内部の石室は見ることができない。

3.墳丘が全く壊れていない古墳

大山4号墳や上にあげた以外の名もない古墳は、墳丘が壊されていない。下にあげた写真は、ほんの一例である。

大山4号墳全体写真

大山4号墳全体の写真である。2007年11月4日このホームページ管理人撮影。

名前のない古墳の写真

上の地図の?A地点にこの古墳がある。2017年10月27日このホームページ管理人撮影。

苗田山登り口1

苗田山登り口の写真である。2018年10月9日このホームページ管理人撮影。

鰻谷で見た古墳

鰻谷で見た古墳。2018年4月12日このホームページ管理人撮影。

 このホームページ管理人は、大山古墳群の中で、選ばれた古墳だけが墳丘や石室が破壊されていると考えている。では、墳丘や石室が破壊されている古墳は、どのような基準で選ばれて、破壊に至ったのだろうか?