2.シンプルなホームページを作る

 このホームページに掲載されている篠岡古窯跡群の遺物は、奈良・平安の時代に作られて、現在まで生き残ってきたものばかりである。単純に計算して、約1300年間この世の中に残っている。従って、これらの遺物を掲載しているこのホームページの管理人もできる限りこのホームページを永く続けていこうと思っている。
 ホームページを永く続けていくためには、どうしたらいいか。それは、このホームページをできる限りシンプルに作っていくことだと考える。「ホームページをシンプルに作る」ということには、「ホームページを作る側にとってシンプルに作る。」ということと、「ホームページを見る側にとってシンプルに作る。」ということの2つの意味がある。

 まず、「ホームページを作る側にとってシンプルに作る。」ということだが、このことには、「ホームページの作成」と「ホームページの管理」の2つがあり、要するに、ホームページの作成と管理にお金がかからず、かつ、面倒くさくないということである。「ホームページの作成」ということに関して言えば、私は、このホームページにおいて、動画は使わず、写真のみで作成し、使用したタグもそんなに多くの種類使っていない。新しいページを作るときには、他のページで使用したタグをコピー貼り付けにして作っている。従って、このホームページは全てのページにおいて似たような作りで、言い換えれば、統一性はある。「ホームページの管理」ということに関して言えば、一番面倒くさくないのは、ホームページを作ったときのままの状態で、手を加えず、そのままインターネット上に置いておくということだろう。しかし、私は、このホームページを管理する上で、最小限の更新はしようと思っている。更新といっても、1年に1度の更新個所もあれば、ほぼ毎日の更新もある。日記はいつも1行くらいしか書いていない。日記の主旨は,桃花台ニュータウンに現在人が住んでいるということをわかってもらうためである。

 次に、「ホームページを見る側にとってシンプルに作る。」ということだが、これは、文章を少なくして、1つの画面に使用する絵や写真の比率を多くすることだと考える。もちろん、絵や写真だけではわかりにくいので、これらを説明する文章は必要になってくるが、できるだけ短くてわかりやすい言葉を選ぶということになるわけで、そのような力を身につけるのは、普段の読書量ということになる。この点に関して言えば、「光ヶ丘中学校区文化資料の世界」は不合格かもしれない。長い文章はかえって読んでもらえないと思いながらホームページを作ったが、文章をもっと削った方がよかったかもしれない。また、このホームページの特徴のひとつに、メールや掲示板をホームページの構成からはずしたということがある。従って、このホームページは、管理人から見る人への一方通行のサイトであり、管理人が持っている情報の提供のみを目的としている。今後、このホームページに管理人宛のメールや掲示板を置くことは考えていない。そうすることが、このサイトをできる限り永く続けていくことにつながると思うからだ。このホームページをインターネット上に載せた最初の頃は、メールや掲示板を設置していたが、メールや掲示板をこのホームページからはずした後のカウンターの推移は前と全く変わっていない。

 以上、私の見解を述べたが、「シンプルなホームページを作る。」とは、管理人としては、お金と手間を節約することだと思っている。